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2019/5/7~6/1
IG Photo Gallery 企画展

井上雄輔展「NO PARKING」

井上雄輔展クロージング・トークセッション
 金村修×小松浩子×井上雄輔

 井上雄輔展は6月4日(火)まで延長いたします。
 最終日19時30分から、
 プロジェクターによる新たな展示の実験が行われます。
 その後、金村修、小松浩子両氏を交えて、トークセッションを行います。
 入場無料、先着約20名(立ち見になるときもありますので、ご了承ください。)


 井上雄輔は昨年9月に、写真集『Containers in Tokyo』(Case Publishing)を刊行し、本格的な作家デビューを飾った新進写真家です。『Containers in Tokyo』では走行中のコンテナ車を側面から撮影し、スタティックに表現した作品が話題を呼びました。書き割りのように立体感を失った背景の前に、牽引するクルマをフレームアウトし、静止しているコンテナのみを写したその作品は、瞬間を切り取るという写真の特徴を最大限に生かしたものでした。
 今回、展示される「NO PARKING」は井上が発表する2つめのシリーズとなります。展示会場には9つの液晶モニターが用意され、3,000枚以上の写真がスライドショーの形式で上映されます。スライド画像には動画が含まれ、写真と動画との差違を鑑賞者に問いかけます。また、それらのイメージはすべて、路上にある見慣れたものが共通していますが、どのような意味を持つのかを考えるのも、この作品を鑑賞する楽しみとなるでしょう。
 井上はどちらのシリーズでも、共通する主題を中心にイメージを捕獲するという方法で作品を構築してきました。同じルールで同一カテゴリーの被写体を撮影し、比較対照するという手法は、ドイツのベルント&ヒラ・ベッヒャーらが採用したタイポロジー(類型学)と関連付けることができます。しかし、井上は「NO PARKING」で、鑑賞者に写真を比較対照する暇を与えません。めまぐるしいスピードで切り替わっていく画面は、細部をじっくりと検討するという、伝統的な写真の見方を回避しているかのようです。そこから、スマホやタブレットで写真を見ることに慣れた、私たちの視覚の現状へのアイロニーを読み取ることもできるでしょう。
 現代の視覚表現について、新たなアプローチを続ける新進写真家の作品にご期待ください。

 なお、5月7日(火)には井上雄輔とタカザワケンジ(写真評論家、IG Photo Galleryディレクター)によるトークショー(入場無料)が行われます。

タカザワケンジ(写真評論家・IG Photo Galleryディレクター)

■作家プロフィール
井上雄輔(いのうえ・ゆうすけ)
 1980年神奈川県生まれ。2017年に東京綜合写真専門学校卒業。金村修ワークショップ受講。 2016年、JPS展ヤングアイ奨励賞受賞。2018年に写真集『Containers in Tokyo』(Case Publishing)を刊行し、注目を集める。個展に「Brick Express」(The White/東京)、「Containers in Tokyo」(CASE TOKYO/東京)。グループ展に「Mirage ONE 2017」(Mirage Gallery /神戸 )や「RAIEC TOKYO 2018」(72 Gallery / 東京)など。

■会期
2019年5月7日(火)~6月4日(火)
時間:12:00~20:00
   (5月14日(火)は、19:00まで)
休廊:日曜日・月曜日・木曜日

■クロージング・トークセッション
2019年6月4日(火)19:30~20:30
 予約不要、入場無料

■トークセッション
2019年5月7日(火)19:30~20:30
 井上雄輔×タカザワケンジ(写真評論家、IG Photo Galleryディレクター)
 予約不要、入場無料
 先着約25名。立ち見になる場合もありますので、ご了承ください。

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