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About IG Photo Gallery



IG Photo Galleryについて

石田省三郎(IG Photo Gallery 主宰)

 IG Photo Galleryは、東銀座、歌舞伎座の裏に位置します。
 以前は、木挽町と呼ばれていました。
 この界隈には著名なフォトギャラリーが数多くあります。
 このような由緒あるギャラリーと、別に競争するという趣旨ではありませんが、隠れ家的な、ささやかなギャラリーが、ひとつくらいあってもいいのではないかとの思いから、このギャラリーを創りました。
 写真評論家のタカザワケンジさんをディレクターに迎え、現代にふさわしい新鮮で魅力的な作品を制作する作家の皆さんの企画展や、写真家をめざして初めて個展を開こうとする意欲ある方々に場所を提供しています。
 これまで、勝又公仁彦、山本渉、タカザワケンジ、海原修平、鈴木崇、金村修、小松浩子、海原力、渡辺眸らの企画展を開催してまいりました。
 これからも、小さいながらも、質の高い作品の展示やワークショップ、写真サロンなどのイベントを心がけてまいります。



「写真作品」とは何か

タカザワケンジ(写真評論家・IG Photo Galleryディレクター)

 約180年前に写真が発明されて以来、いまほどたくさんの人が、大量に撮っている時代はありません。しかも写真をすぐにネットで共有し、見せ合うことが簡単にできます。写真について知識がなくても、見栄えのいい写真が撮れる時代です。
 では、ギャラリーで展示されている「写真作品」とはいったい何でしょうか。SNSに大量にアップされている写真と何が違うのでしょうか。
 写真ギャラリーは「写真作品」を展示する空間です。そこでは、作家が自身の考え方に沿って、写真を選び、構成しています。写真はそれだけでは、世界の表面を切り取ったここの断片にすぎませんが、作家のコンセプトに基づいて組織され、展覧会の一部を構成するピースとなるのです。
 IG Photo Galleryでは、オープン当初から作家性を重視し、非営利、エイジレスをコンセプトにギャラリーを運営してきました。コレクション展をのぞいてグループ展はおこなわず、個展を原則としてるのは、作家性を重視するためです。
 小さい空間ですが、「写真作品」によって、その空間が一つの世界に変貌していることをお約束します。

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